小細胞肺ガン患ってます。

発症から8年目、只今人生漂流中 ^^

救急車と救急医療費

先日、救急車に乗る機会が有りまして、一ヶ月程前の事ですが、

勿論、患者としてですが、

仕事中に転落事故に遭いまして「ガシャ」っていう音がして後頭部から地面に激突、

したと思ったらその後の記憶が無くて・・・

頭打ってしまうと本当に真っ白になるんですね。

そのあと近くにいた人に救急車呼んで貰って病院行ったんですけど

救急車にパトカーに大騒ぎでした。^^;

治療を受けてる間に記憶の方は徐々に戻って来たんですが、

骨折も無く大事には至りませんでしたが、高額の治療費には驚きました。

保険適用で5万円程でした。T T

 

そんなこんなで今日は救急医療について書いてみました。

 

まず、救急車を呼ぶ事自体は無料であるという事。

 

救急車で搬送された場合に、料金がかかる場合があります。例えば、病院が患者に対し請求する料金のうち、治療費や入院費などとは別に設けられている特定療養費です。特定療養費は、厚生労働省によって100床以上の大病院では追加請求が可能と定められているものです。

 

あと、救急車には通常、救急救命士が乗っていますが、医師が同乗するケースもあります。そのため救急車の出動そのものでなく、車内で医師によって行われる医療行為に対して、請求が発生する可能性があるとの事。

診療上の必要性があって医師が同乗し、救急車内で診療行為を行った場合、「救急搬送診療料」として診療報酬1300点が算定されると言う。(厚生労働省

 

先ほども少し説明しましたが、救急車が無料となるのは救急車で病院へ搬送されるまでです。搬送後の病院での治療や、入院する際の費用は、通常の診察等と同様自己負担が発生します。
その他、病院の診療時間外での救急搬送による受診については、別の料金が加算される場合も覚えておきましょう。通常の初診料に加えて、診療時間外による時間外加算や、一般的に深夜とされる22時以降翌朝6時までは深夜加算が請求されます。

 

僕の場合3万3千円の診療明細書は手元に取ってあるんですが、

・救急車内での心電図やその他の処置

・血液検査

・腰から頭部のCT検査

・点滴

 

労災扱いで最初に請求された金額は5万円程でした。

労災の認定書提出時に領収書と引き換えに5万円は返して貰いました。

1万6~7千円程の差額は何だったんでしょうか?

特定療養費だったのか、救急搬送診療料だったのか?

 

いずれにせよ救急車はただでは無いと理解した出来事でした。                  

 

救急車一回あたりの出動には実は約4万5000円のコストがかかっており、財務省では救急車の有料化が検討されています。

 

近年では救急車の必要性が低い自分で病院に行ける軽度の症状にもかかわらず、タクシー代わりに救急車を呼ぶ例が増加し、問題になっています。

地方自治体でも救急車の適正利用を呼びかけて救急車の必要性が低い傷病者の利用増加を抑える取り組みをしているそうです。

 

テレビのワイドショーでもやっていましたが、「病院で長い時間待たされたくないから救急車を呼んだ」という方や、「タクシー代金がないから救急車を呼んだ」という方もいらっしゃるようで、救急車の本来の在り様って何なんでしょうね?

 

・蚊に刺されてかゆい
・海水浴に行って、日焼けした足がヒリヒリする
・紙で指先を切った。血は止まっているが・・・
・病院でもらった薬がなくなった
・今日入院予定日だから、病院に行きたい
・ヘルパーを呼んだが来てくれなかったので、代わりに救急車を呼んだ
・病院で長く待つのが面倒なので、救急車を呼んだ

  ↑

これコピペですけど、本当にこんな方がいらっしゃるんでしょうか?

 

【1931年(昭和6年) - 日本における最初の救急自動車となる車両を日本赤十字社大阪支部大阪市に配備。運用を開始する。】『ウィキペディアWikipedia)』

 

以来、88年、装備もサービスも其の頃の物よりも比べものに成らない程の進化と経費

が掛けられていると思われます。

 

救急車の有料化も必然と考えるのも有りだとも思います。

 

 救急車は何処か非日常的で人任せな正義のヒーローです。

「救急タクシー」というような都合の良いネーミングでは表しきれない

歴史があります。

ヒーローの顔に泥を塗るような展開だけは勘弁願いたいものです。

 

             

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