紫煙の魔力
このブログらしき記事、或いは書き込みは「小細胞肺ガン」がテーマとなっております。
同じ病気で悩んでらっしゃる方の参考に、或いは共感など感じて頂くと有難く思います。と共に自身の記録として書いております。
そればっかりでは「場」が持たないもんですから、つまらない戯言など書いて
恥をさらしておりますが、^^;
そもそもの病気の原因、事の始りは喫煙になります。
「たばこは心の日曜日」などと専売公社の甘い誘惑もあり地方公共団体の
市町村たばこ税の税収増益の一端を担った訳です。
僕は、17歳から喫煙の世界に入り込みました。もしかしたら20歳まで我慢出来たら
喫煙者になって無かったかも知れません。大人への憧れでしょうか、つまらない虚栄
心、ただの見栄っぱり、強がりみたいなものが始まりです。
だってジェームスディーンかっこ良かったでしょ。憧れてしまいますよ。^^
なんて今更 反省する様な 後悔する様な事ではありません。
今日は禁煙6年目の私めが「煙草」にについて考えてみたいと思います。
世界に目を向けてみれば、ただ一カ国、タバコのない禁煙国家があります。アジアの仏教国、幸せの国 ブータンです。それだけでなく、その他の国々で喫煙率ゼロを目指した政策が実施に移されています。
合法的な嗜好品という捉え方である煙草でありますが、医学的に言えば依存性のある毒
物であり常習者のほとんどが何らかの障害を被っています。
食後の一服、大人の嗜みと申しますか、至福の一服、何とも魅力のあるひと時でしたが
つい吸い過ぎて体調を崩してしまう事もしばしばでした。
ぼくの場合、一日20~30本、「まー後先も考えずによく吸ったもんだ。」です。
今は思い出すだけで胸がムカムカしてきます。
喫煙するとスッと気持ちが落ち着いてストレスも消えていきます。
ストレスの解消は喫煙の常習性があるが故の快感であり、そもそもただの依存状態だっ
たのです。煙草という疫病神に撮り憑かれた30数年、健康もお金も失ってしまいました。
「小細胞肺ガン」この病気は「99%」間違いなく喫煙が原因です。
何時頃からでしょう?煙草のパッケージに「あなたの健康を損なうおそれがありますの
で吸いすぎに注意しましょう」と責任逃れの様な無責任な小さな表示がされていました。
喫煙のリスクも自己責任で吸ってきたつもりですが、古くは専売公社、今であれば日本
たばこ産業に肺ガン治療費の何割かを補償して欲しいくらいです。
僕が喫煙を始めたころは健康被害が有るなんて聞いて無かったと思います。
それどころか 「心の日曜日」です。「依存性のある有害陶酔物」を
「心の日曜日」です。
病気と喫煙の因果関係が「100%」証明出来たら治療費の補償も現実になるかも知れません。
ただ、今思う事は周りに気を使う事も無く我がもの顔で煙草を吸い続けて来た反省と
多大な迷惑を掛けて来た家族に申し訳なく、心苦しい思いです。
勿論、嗜好品として大人な楽しみ方をしていらっしゃる素敵な方もいらっしゃいます。
完全否定している訳ではありません。悪しからず。 m(_ _)m
日本たばこ産業(JT)は、10月の消費税率引き上げに合わせて、計115銘柄のた
ばこの値上げを財務省に申請したと発表した。
主力銘柄「メビウス」が490円など、大半で10円の値上げとなる。
原料に等級の低いたばこ葉を使い、「旧3級品」と呼ばれる。たばこ税の軽減措置の
「旧3級品特別たばこ税率」が9月末に撤廃され、1本あたり約4円の税金が上乗せさ
れることになり、大幅な値上げが避けられないため、販売を続けるのは難しいと判断し
10月以降、在庫がなくなり次第販売を終了すると発表したが
いずれもリトルシガーと呼ばれる小型の葉巻たばこにブランドを引き継ぐことで、提供
を続ける考えだ。JTは後継品について「紙巻きたばこと形状や長さはほとんど同じ。味
もこれまで愛用していただいたお客様の期待に添えるものを目指す」とコメントしてい
る。 (ネット資料より)
またまた値上げですか。--; 常習性を利用した「阿漕な商売」でしょうか?
ゴールデンバットは1906(明治39)年、わかばは66(昭和41)年、エコーは
68(昭和43)年に発売された紙巻きたばこです。
歴史のある煙草たちです。父親も僕が小さい頃「エコー」吸ってました。
右手の中指と人差し指はヤニで黄色い土色で汚れ、如何にも不健康で憐れな人
生を物語っていました。縁がうすく彼の生涯には関わりを持てませんでしたが
人伝に、伝え聞いた最後でした。
人に歴史あり、煙草に歴史あり。僕は今、禁煙中ですが息を引き取る前に一服してから
逝きたいと思います。 ^^
煙草に罪はなし。