命は地球より重いのでしょうか?
自分の裁量で自分を亡き者(自殺)にするのは情熱のあるうち
年齢にしてみれば40歳くらい迄だろう、そんな綺麗で潔い人生の終え方
もあるのだろうと思っていたのですが、
そうでも無いようです。
健康問題、家庭問題、経済生活問題、勤務労働問題、男女学校問題
問題の多い順に並べてみました。
細かく言えば、病気,怪我、家庭内不和、幼児虐待、いじめ、借金、
パワハラ、過労鬱、社会格差、事故、事件、天災、ハラスメント・・・
心が休まる時間が無いほどの情報やコミュニケーションのたたき売り
社会は実態のない株価に支えられ浮かれ調子の綱渡り。
時代の変化さえ読み切れない政治家。
近代化が進み、裕福な国であるにもかかわらず、自殺率は高い。
高所得国の中では4位となる。
20~44歳の男性の死亡原因のトップワンが自殺です。
失業中だったり、鬱状態にあったり、社会の重圧などが引き金となって
いるとされています。
現実に年間3万人程の人がその犠牲になっている訳です。
統計上変死者扱いされた自殺者もいるという事は有名です。
実際には10万人を超えているとも言われています。
大多数の自殺者は賢く懸命であったろうと思います。同時に残念に思います。
日本の平成30年の自殺者 20598人、内男子14125人、女子6473人
ここ4~5年減少傾向ではあるらしいですが、
景気動向との関連性でもあるんでしょうか。
男子は女子のほぼ倍の人数です。女性の方が生命力が強いのでしょう。
人間を長くやってると察しの付く話ではあります。
昭和30年前後は15~35歳
昭和60年頃は35~55歳
最近は45~65歳の自殺者の割合が多いそうです。
時代の変化、価値観の変化など要因はいろいろですが、
日本人の寿命が延びた事は統計データを取る上で重要な因子です。
どうしようもなく嘆かわしい、悲しい現実です。
もがいて、苦しんでの最後の答え、あるいは意思表示だったのかも知れません。
今日、人ごみの中ですれ違ったその人も苦しみの中に居るかもしれません。
「袖振り合うも多生の縁」そんな言葉がうかんできます。
せめて黄泉の国は理想郷であったと願いたいです。
マウスをカチカチすれば、スマホをタッチすれば命の重さは
解説してくれる便利な時代です。
タイトルの「命は地球より重いのでしょうか」ですが
奥の深い哲学的な言葉なのか、平和ボケの虚しい言葉なのか
それとも歴史的な意味の在る言葉なのか。
100人いれば100通リの解釈があって然るべき
何とも野暮な問い掛けをしてしまいました。
「大好きな大事な人の代わりになる人やモノなんてこの世に存在するのでしょうか。」
それが答えの様な気がしてます。
他人事の様に書いてますが切実な問題です。^^;